ちょっとした事情があって、仕事帰りに直接実家に寄って晩御飯を食べる事に。
着いた頃には既に食卓のしたくは済んでおり、私は荷物を置くなり即ご飯にありついた訳でございます。・・・ああ、これって何て楽なんでしょう!
我が家は、多分他所様と比べるとかなり外食頻度が高いと思われるんですが。しかし、殆どの場合それは週末に集中しているんですね。元はといえば、「週末の洗い物は配偶者」と家庭内ルールが定まって以降、食後に台所に立つのを面倒くさがった配偶者が「今日は奢るから外に食べに行こうか」と数回続けて提案したのがそもそもの始まり。その内私も「支度が面倒だしちょっと食べに行っちゃおうか」と言い出すようになり、いつしか何となく「週末の外食」は我が家の定石となってしまっていたんです(いや、もちろん毎週末毎日、という訳ではありませんけど)。
で、そうして出てきた経済的負担のしわ寄せは、当然平日の食卓に出る訳で。私の出勤は大体週に2〜3回なんですが、いくら疲れていても平日は大概おうちでごはん。仕事でヘトヘトになった身体に鞭打ってメニューを考え買い物をして食事を拵えて、という仕儀な訳で(←いや、皆さんやってらっしゃることで別段取り立てて苦労話風にする事も無いんですけど。っていうか、日頃からちゃんとやってらっしゃる勤労主婦の皆様に叱られますわな)。
ま、そんなこんなで、久しぶりに「仕事から帰ると既にご飯の用意が出来ている」というシチュエーションに、いたく新鮮な感動を覚えてしまった本日の私。「食卓に準備が」というのは、仕事帰りに外食するのとはまた違った気楽さがあるんですなあ。「どのお店に行くか」「何を食べるか」すら考えなくていいという、究極のおまかせ感。ああ、こんなのって久しぶり・・・しみじみ。
メニュー自体は、湯豆腐と茹でブロッコリーと出来合いのにら饅頭と米飯という、何といいますかまあもにょもにょもにょ・・・(以下略)な食事だったんですが。しかし、なーんにもしなくて良い、というこの幸福感が一番のご馳走だわ・・・とばかりに、心身ともにすっかりリラックスしてしまった月曜日なのでありました。そういえば、家を出るまでは毎日こんな生活だったんだっけ・・・懐かしいなあ(←と言いつつ、これが3日も続くと「自分が食べたいものを食卓に出す」という生活が懐かしく思えてくるに違いない訳ですが)。
で、家に戻って、
「折角楽したんだから」
とばかりに明日の夕飯の準備を始めてしまう私ってば本当につくづく貧乏性。ええいいいんだ、明日は朝から仕事がみっちりだし、どうやら雪まで降るっていうし、家に帰ってするべきことを少しでも先んじて減らしておくのが建設的ってものじゃあないかい。・・・しくしく。自分のこういう性格って嫌い。