以前某化粧品店で、もの凄くよく効く美容クリームのサンプルを貰ったんですね。エラく小さなケースにちょぼっとだけ入ったサンプルだったんですけど、
「米粒1粒分の量で、じゅぅぅぅぅぅぶんな効果が得られますから、ええ」
と自信満々に言った美容部員さんを信じて試してみたら、ホントにちょっぴりでもしっかり伸びるんですわ。伸びるどころか、むしろ顔中がぺとぺとになってしまい、
「うわ、『絶対足りる訳が無いじゃん』ってんでうっかり量を増やさなくて良かったわあ」
とほっとする程のしっとり具合でして。おまけに、塗った時には確かに顔中がぺとぺとになるんですが、一晩経つとそれがゆっくり肌に吸収されて、翌朝には「おおっ!」となる位に肌がもちもちになっているんです。何しろ、洗顔する時明らかに指ざわりが変わっているのがはっきり判るという・・・。
ま、基礎化粧品ってのは肌との相性もありますから、一概には言えないんですが、少なくともこのクリーム、私の肌にはとってもフィットしたようでして。で、以来これ、「いざという時のお助けアイテム」として、大事に大事にちょびっとずつケチケチ使われて来た訳ですね。
ここしばらく「いざという時」が無かったので、このクリームもすっかり温存状態だったんですが。久しぶりに外出する用事があったので、昨晩思い立って風呂あがりに戸棚からクリームを取り出し、いざやさてと肌に擦り込んだ処・・・いつもなら、“ぺとぺと→一晩→吸収されてしっとり”という経過を辿る筈なのに、肌がいきなりクリームをがしがし吸い込んでいくではありませんか。正に、「乾いた砂地が水を吸い込むように」という表現がぴったり。うわあ、お肌に見る身体の疲れ。いいかげんそろそろ復調してくれないと困るんだけどなあ、色々と・・・とほほ。