最近の私は、何だかとんでもない格好で街を闊歩しております。
今日なんざ、雪だるまがあちこちにプリントされたリボン付きのワンピースでのこのこ外出する始末。とても○○歳の主婦が着るような服では無いんですが、半ば居直りつつ出歩いている昨今の私でございます(・・・見過ごしてくれてありがとう>本日御目文字した方々)。
いわゆる“カネコ系”(デザイナー金子功氏が手がけるような、プリント生地にフリルやピンタックが一杯の少女風お洋服ですな。『ピンクハウス』といえば判りやすいんでしょうが、金子氏は現在ピンクハウスからは完全に手を引いているとの話で、混同するとファンが怒るらしい・・・)の洋服といえば、ピラピラでコテコテでおまけに妙に価格が高いことで有名。木綿のワンピースが一着5〜6万円は下らない、という訳で、興味の無い向きにはただの揶揄の対象にしかならないような代物なんですが。
先日うっかりリサイクル品を手に入れて一着に及んだ処、これが実際結構着易かったのでちょっとびっくりしてしまったんですね。体型もそこそこ隠れるし(ファンは「デブは着るな!」と怒るらしいが、着易いんだから仕方が無い)、布や縫製がしっかりしているのでベラっと着ていてもさほどだらしなく見えないし。で、急遽リサイクル系のサイトやオークションなどでお安く数着手に入れて、(流石に仕事には着ていけないものの)外出する度にとっかえひっかえして着ている訳でございます。
実は、知り合いに10年近くこのテのお洋服にハマっているのが居りましてですね。今まで散々「なにがピンクハウスだワンダフルワールドだ、プリプリピラピラは小学生のピアノの発表会で充分だあ!」と苛めていたんですが。実際に着てみたら何かと便利なんで、ついつい愛用している今日この頃。なんだか、完全に何かに負けたような気がして、妙に悔しかったり致します。とほほ。
おまけに、「着易い」ってのと「似合う」ってのは全く別の位相の問題であったりする所がまたポイントで・・・(そもそも○○歳でフリフリワンピってのが既に犯罪に近い)。機能性の方を重視して、己の姿は見て見ぬふりしてガンガン着てるんですが。帰宅して改めて玄関先の鏡を見て、思わずぎょぎょっと仰け反った挙句にひたすら反省した本日なのでございました。ああ、もう少し「服飾」とか「美容」とか、とにかく自分の「見た目」についてきちんと考える努力をしなくては・・・。

そのためには勿論、まずダイエットな訳ですけども。ええ。(そしていつでもこの根本的且つ初源的な部分でくじける私。だめじゃん)