チャレンジャー号の事故が16年前のことであった、とニュースで耳にして、愕然としてしまいました。16年も以前の事とは思えないほど、そのニュースの衝撃度は強く、記憶もまた鮮明だったから。確かチャレンジャーには民間人として学校の先生が搭乗しており、アストロノーツになりたいという夢をかなえたその先生の雄姿を応援すべく、生徒たちも見守っている中での悲劇だった筈。記憶力の悪い私が忘れるどころかまだほんの数年前のことだったように思い違いをしてしまうほどに、そのニュースの衝撃は大きかった・・・。

今回のスペースシャトルの事故もまた、世界の注目の中で起こった悲劇。なすすべも無く見つめる事しか出来ない中で、シャトルが曳いていた煙は、確かにその出元の散開を示すように二条三条とその筋を増やして行ったのでした。

ご遺族の心中を想いつつクルーの冥福を祈るとともに、この事が決して政治的な道具として扱われないことを強く強く望みます。